【科目の目的・到達目標】
この講義は、証券アナリストを目指す、あるいは興味を持っている学生を対象に、証券アナリストとして身につけておく必要のある証券分析の技法について学ぶことにします。
証券アナリストを目指すには、証券アナリスト試験に合格し検定会員になるのが近道ですが、この授業は、単なる資格試験対策ではなく、将来にわたって役立つ基礎知識を身につけることを目的とします。
【授業の概要】
証券アナリスト協会並びにCFAのBOK (Body of Knowledge) について、以下の項目を中心に授業計画に従って学びます。
Portfolio Management and Wealth Planning
A. Portfolio Concepts
B. Management of Individual/Family Investor Portfolios
C. Presentation of Performance Results (GIPS(R))
数学および統計学の知識が必要となる場合もありますが、それらについては、履修の前提とはせず、講義の中で詳しく解説する予定です。ただ,証券アナリストを目指している場合には、ある程度の数学的知識は必須であるということを十分に認識し、数学・統計学についても積極的に学習するようにして下さい。
なお、証券分析演習Tは確率概念を内容を含む内容を、証券分析演習Uは必要としない内容を扱います。
【講義内容】
- ガイダンス
- 投資収益率
- 投資のリターンとリスク
- 投資のリスクの相互関係
- データによる分析(1)
- ポートフォリオの投資収益率と個別資産の投資収益率の関係
- ポートフォリオのリスクとリターンの関係
- データによる分析(2)
- 分散投資のリスク削減効果
- 最適ポートフォリオの決定メカニズム
- ポートフォリオの分離定理
- 最小分散ポートフォリオ、マーケットモデル
- CAPMとその利用方法
- シングル・ファクターモデルとマルチ・ファクター・モデル
講義内容は、必要に応じて変更することがありますので、ご注意ください。
詳細な日程・内容・配布資料等は、こちらで順次公開しますので、必ず事前に確認の上、各自プリント・アウトして、授業に持参するようにしてください。
|
|
【成績評価・試験方法】
平常点(出席・授業への参加態度および授業中の演習問題の結果など)をもとに評価します。レポートを課した場合には、その内容も評価の対象にします。
体連諸君の「公欠届」は、可能な限り配慮しますが、必ず事前に担当者に直接提出してください。授業終了後の提出や直接提出しないものは、配慮の対象外とします。
詳細については、初回の授業時に説明します(manabaのコンテンツにあるガイダンス資料も参照してください。)。
【テキスト】
書名をクリックするとamazon.co.jpのサイトが開きます
テキストは使用しません。講義に必要な資料は、授業計画とともにこちらに掲載しますので、各自確認して授業に臨んでください。
【参考書】
書名をクリックするとamazon.co.jpのサイトが開きます
【授業時間外の学習】
現実のデータを利用した演習を行います。毎回の配布資料を事前に確認するとともに,授業時に提示する課題に取り組んでください。
【その他特記事項】
- 詳細な講義内容と成績評価については,初回の講義時に説明しますので,受講希望者は必ず出席してください。初回講義を欠席すると、さまざまな不利益をこうむることになりますが、その責任は本人にあることを十分自覚してください。
- 受講生は、MS-Excelとインターネットを利用できる環境を確保してください(商学部ワーク・ステーションの利用を推奨します。)。
- 講義資料は、このwebsiteからダウンロードできるよう準備しますので、各自事前にプリント・アウトして、授業に持参するようにしてください。
- いかなる理由であっても、授業に出席できなかった人へのフォローは、このwebsite以外では行いません。
- 授業についての質問(講義内容、成績評価方法などすべてについて)は、原則として、授業時間中またはオフィスアワーのみで受け付けます。ただし、全学メールからのルールに従ったメールでの質問に限り、例外として受け付けます(詳細はガイダンス資料を参照してください)。
- 証券アナリスト試験を受験するためには、通信講座の受講が必要です。詳細は担当者までお問い合わせください。
|