演習(投資分析)2021年度
3年次:演習T(2単位)+演習U(2単位)=4単位
4年次:演習V(2単位)+演習W(2単位)+演習論文(4単位)=8単位
面接時の応募アンケートは→こちら[2020/10/22]
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【担当者】
【テーマ】
「有望な企業」を探そう
企業を取り巻く環境や企業に関する様々な情報をもとに「有望な企業」を見つけ出すことに挑戦しよう
【授業概要】
〈3年次 〉
「有望な企業」を見つけ,投資する方法を身につけることを目標とします。
3〜5人ずつのグループごとの報告と全体の討論を中心に、2つのテーマから授業を進めます。第1のテーマは、企業分析・企業
価値評価です。経営戦略、マーケティング戦略の分析や財務分析を中心にした企業評価をもとに,投資対象企業を評価・検討
します。
第2のテーマは、3年次の「証券投資論」で扱う現代証券投資理論(MPT:Modern Portfolio Theory)の現実への応用で、株
式・債券・デリバティブに関する投資技法について、授業で学んだ内容に沿って理論・実践両面から検討を加えます(春学期
に「証券投資論」の授業を履修してもらいます。)。
問題解決型の,日経stockリーグやCFA協会リサーチ・チャレンジなどのコンテストへの参加を通じて、日本企業の具体的な分
析を試みるとともに,他大学のゼミとのディベート大会などの交流などで,証券投資,企業財務にかかわるトピックスについ
て理解を深めます。
〈4年次 〉
3年次に学んだ投資技法,企業評価をさらに発展させ、担当教員の実務経験も活かしながら,実際の投資の現場で活用できる
ようなテーマを各自選定し、過去のデータの分析を中心にその内容を検証し、演習論文へと収束させます。
大学院の「証券投資論T・U」および「金融工学I・U」の授業を履修してもらいます。
【授業計画】
担当教授の1991年9月〜1996年3月シグマベイスキャピタル株式会社での取締役研究開発部長としての(ポートフォリオ構築やデリバティブ管理などの)システム開発,(Tokyo Swap Reference Rateに代表される)データ提供のノウハウを生かし,企業を取り巻く環境や
企業に関する様々な情報をもとに「有望な企業」を見つけ出し投資する際の,最適ポートフォリオ構築,金融データ加工について研究指導を行います。
〈3年次 〉
- 春学期
教科書(『企業価値評価』 )の各章を,下記の授業計画にしたがって,分担して内容を報告・参加者全員で議論する形(プレゼンテーションとディスカッション)で進めます。
- イントロダクション Introduction
- 価値創造の基本原則 Fundamentals of Value Creation; Ch 2
- 企業価値の源泉の分析 Analyzing Key Value Drivers; Ch 4-5
- 企業価値評価のフレームワーク Frameworks for Valuation; Ch 6
- 財務諸表の組み替え Reorganizing the Financial Statements; Ch 7
- 業績の分析 Analyzing Performance; Ch 8
- より進んだ財務分析 Advanced Financial Analysis; Ch 25,Ch27
- 将来の業績予測 Forecasting Performance; Ch 9-10
- 資本コストの推定 Estimating the Cost of Capital; Ch 11
- モデルの現実への適用 Putting the Model to Work; Ch12-13
- DCF法の代替手法 Alternatives to DCF (Multiples & Real Options); Ch 14,Ch 32
- Case Study; Henkel
- Case Study; Reckitt Benckiser.
- グループワーク 日本企業の財務分析
- 秋学期:春学期に学んだ「証券投資論」の授業内容に従って複数の有望企業への投資をグループワークとして検討します。
- イントロダクション
- 投資収益率
- 投資のリターンとリスク
- 投資のリスクの相互関係
- データによる分析(1) リスクとリターンの関係
- ポートフォリオの投資収益率と個別資産の投資収益率の関係
- ポートフォリオのリスクとリターンの関係
- 分散投資のリスク削減効果
- 3資産ポートフォリオのリスクとリターンの関係
- データによる分析(2) 最適ポートフォリオ構築
- ポートフォリオの分離定理とマーケットモデル
- 資本資産価格決定モデル(CAPM)
- CAPMとその利用方法
- ポートフォリオの作成
〈4年次〉
- 春学期:金利のタームストラクチャー・モデルを検討し,担当教授の実務経験から前述のTokyo Swap Reference Rateを基礎とした金利の期間構造モデルの構築技法を身につけます。
- Black-Scholes モデル
- 金利関連インストゥルメント
- 債券・マーケット、マネー・マーケット
- 金利関連デリバティブ
- 金利の期間構造
- LIBOR+スワップ・マーケットの金利の期間構造
- 債券マーケットの金利の期間構造
- マルチンゲール理論
- HJMモデルの定式化
- デリバティブの解析的評価
- マーケットモデルの定式化
- 数値計算によるデリバティブの評価
- 金利モデルの実用化
- 全体のまとめ
- 秋学期:過去の卒業論文で多く用いられてきた分析ツールを確認し,卒業論文のテーマを検討,卒業論文を完成させます
- 卒業論文作成に必要なWord機能の確認
- 分析ツールの確認(1)主成分分析
- 分析ツールの確認(2)イベントスタディ
- 分析ツールの確認(3)最適化
- 卒業論文のテーマ発表(1) プレゼンテーションとディスカッション
- 卒業論文のテーマ発表(2) データの収集,整理,加工
- 卒業論文のテーマの修正(1) ディスカッションからのフィードバックの反映
- 卒業論文のテーマの修正(2) モデルの修正
- 中間報告会 卒業論文の中間報告(プレゼンテーションとディスカッション)
- 中間報告論文の修正(1) ディスカッションからのフィードバックの反映
- 中間報告論文の修正(2) データの収集,整理,加工
- 最終報告会(プレゼンテーションとディスカッション)
- 論文へのコメント
- 全体の総括
【評価方法】
【テキスト】書名をクリックするとamazon.co.jpのサイトが開きます
【参考書】
書名をクリックするとamazon.co.jpのサイトが開きます
【授業外の学習活動】
- 日本経済新聞社主催「日経stockリーグ」やCFA協会主催CFA Institute Research Challenge,Bloomberg Global Investment Contestなどへの参加,春・夏合宿の実施 他
【その他特記事項】
- 〔募集人数〕15名
- 〔募集方法〕〇レポート 〇面接
- 〔国外実態調査〕実施しない
- 〔課題図書〕
書名をクリックするとamazon.co.jpのサイトが開きます
【注意事項】
- 3年生には「証券投資論T・U」の授業を、4年生には大学院の「証券投資論T・U」and/or「金融工学I・U」の授業を履修してもらいます。
- Excelを中心としたパソコン演習を取り入れます(RやSPSS,SAS,Mathematicaなどの利用も念頭においています。)。
- 事前の知識やパソコンの所有は前提としませんが、多くの自習時間を確保する必要があります。
- 自分で考え、積極的で、明るい学生に参加してほしいと思います。
- このゼミは全員の出席を前提にしています。よほどの理由がない限り欠席できないものと理解して下さい。無断欠席をした学生は、もちろん評価対象外(F評価)です。
- 個人で行う株式投資への興味から参加を希望する学生は、参加をお断りいたします。
【募集方法】
- 募集人数:応募者が募集人数より少なくても全員が合格するとは限りません。[2016/11/10]追加
- 1次募集
- 2次募集
定員(15名)の欠員募集(1次募集の合格者が15名を下回った場合に行います。)
- 3次募集
- 4月募集
- 選考方法:
レポートと面接試験
- レポート:
- 課題:以下のすべてを記述して下さい。
- 自己紹介・自己PR
- 今までどのような学生生活を送ってきて、今後どのようなことに力を入れたいか
- このゼミを志望する理由(ここまでを1枚以上で)
- 「ゼミにかける意気込みについて」を書いてください。(1枚以上)。
- 様式:
- A4サイズ用紙を縦置き(portlait)
- 横書き、
- フォントはメイリオ12ポイント
- 余白は,上下左右とも20o
- (表紙を除いて)2枚以上,各自必要と考える枚数で
- 学科・学籍コード・氏名を明記した表紙をつけて下さい。
- (本文の最初が1ページとなるように)本文から開始するページ番号をページ下中央に付けて下さい。
- 手書き不可
- 提出日時・場所:
C-plusおよび商学部事務室掲示を確認して下さい。
- 筆記試験:
- 面接試験:
- 日程はC-plus等による商学部事務室の発表で確認して下さい
- 自己PRとゼミ志望理由を中心として、グループ面接を行ないます。
- 事前に以下の応募アンケート(Google Forms)に回答して参加してください。
面接時の応募アンケートは→こちら[2020/10/22]
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最終更新日:2021年01月10日